グランドハイアット東京
インテリアの延長としてのガーデン
インテリアの延長としてのガーデン

ホテル・グランドハイアット東京のパブリック・スペースは、さまざまな場面において六本木ヒルズの空間と相互に貫入しあう関係にあることを前提として計画されている。そのうえで、ホテルとしてのホスピタリティにあふれた領域を作り上げることをテーマとしている。1階屋内の車回し、宴会場のホワイエの水景、2階フレンチレストランのテラスガーデン、4階のチャペルガーデン、6階レストランのパサージュ、7階ルーフの緑化、10階クラブの照らすガーデン、そして21階スウィートのライトコート、これた8つのガーデンは、ホテル棟だけでなく、オフィスタワーや劇場棟、ウエストウォークの商業空間と多様なスケールで機能的、視覚的な関係を持つことが想定されていた。宿泊をはじめとして、ホテルの施設を利用するゲストは、立体的な回遊空間のシークエンスの中でこれらのガーデンが醸し出す雰囲気を体験することになる。  また一方では、これらのガーデンは、どの部分においても、ホテルのインテリアと密接な関係を持つ。Peter Remidious(CSR)、Tony Chi(Tony Chi &A associates)、杉本貴志(Super Potato)という、ホテルや商業施設の空間演出で名を馳せたインテリアデザイナーとのコラボレーションを通じて、ガーデンはインテリアの延長として、背景として、あるいは対をなすものとしてデザインされている。

住所:東京都港区

規模:11,325m2
竣工:2003.03
事業主:森ビル
協働/建築:入江三宅設計事務所