いには野小学校
周辺の里山への意識の連続
周辺の里山への意識の連続

いには野小学校は、同ニュータウンの「健康」「環境」というコンセプトにあわせて、隣接する2つの公園、幅員20mの歩行者専用道路、ウェルネスコリドーと一体的にデザインが進められた。南側コリドー沿いには、学級園とともに地域の人々の交流を図る畑(コミュニティーガーデン)が整備されている。また、東側にはエコスクールという視点から、この地がもともと持っていた地形や植生に目が抜けられるように学校林を提案し、周辺の里山への意識の連続が図られるとともに、歩行者専用道路と共に街の緑の骨格を計画した。低学年棟の中庭は、芝生と飛石によって構成し、中央のケヤキとともに子供たちの活発な動きを中庭に導いている。また、雨水を貯留し手押しポンプで、芝生や学級園の散水を行えるよう計画した。

住所:千葉県印西市

規模:25,100m2
竣工:2000.03
事業主:住宅・都市整備公団
協働/建築:千代田設計