プラウドシティ阿佐ヶ谷
住みつづけられる街
住みつづけられる街

1958年に日本住宅公団によって分譲された阿佐ヶ谷住宅の建替計画。地区計画の都市計画決定前から完成までの10年間ランドスケープ計画に関与した。緑と環境、安全安心、コミュニティのいずれにおいても、阿佐ヶ谷住宅はこれまで「住みつづけられた街」であった。その「遺伝子」を継承しつつ、緑の環境資産を保全再生し、防災と防犯を確実なものとし、それらを支えるコミュニティの形成をはかることによって、将来にわたっても「住みつづけられる」街を創造する。

具体には屋外環境を主に道、庭、杜の3つに分類して計画した。

風景を受け継ぐ道:建替前のゆるやかなカーブを描く道路線形を残し、足を進めるたびに少しずつ変化していく団地内の風景を受け継ぐ。通勤、通学や散策など日常のなかで印象的な風景がこの道によって展開される。

暮らしを彩る庭:建替前と同じ規模の中庭が住棟間に確保された。住民同士の語らいの場、子供の遊び間として機能し、植栽される樹木により四季の変化を演出し、また居室からは広がりある空間として、暮らしを彩る。

面影を映す杜:戦前のこの地域は台地上には雑木林と畑、河川沿いには雑木林と水田という武蔵野の風景がひろがっていた。武蔵野の面影を映す杜として、北側の緑地や提供公園は雑木を主体に、陽ざしが林床までとどく明るく開放感のある杜をつくる。身近に感じられる自然として、散策やリクリエーションの場となる。

住所:東京都杉並区
規模:56,800m2
竣工:2016.12
事業主:
阿佐ヶ谷住宅建替え組合(野村不動産、安藤ハザマ)
協働/建築:
INA新建築研究所、ミサワ・アソシエイツ、岩井達弥光景デザイン事務所