荒川遊園アクアステージ
  • 環境資源としての「河川」の資質 — 絶対的に担保されたオープンスペース
    • 「河川」は行政境をこえた圧倒的な自然のパワー、景観の支配力、絶対的に担保されたオープンスペースそして生態学的にも連続する豊かな生態系としての意義を持つ。
    • この豊かな環境資源の資質を計画地の中に取り込むことによって、スケールの大きい、ゆったりとした生活をイメージさせる住宅地とする。
  • 地域構造の改善
    • 隅田川という魅力的な環境をもちながら、周辺は決して緑豊かな環境とはいいがたい。ここに、建築のスケールに対抗できる緑を投入することは、本プロジェクトだけでなく地域の環境に対して先導的な意義を持つことになる。
  • 既存樹の活用
    • 現在入り口部分に残されている樹木、特にシイノキの3本は、市街地において、「緑の島」のように浮かんでいる。このボリウムある緑を活用することは、本プロジェクトにおいて有意義であることはもちろん、周辺の住民にとっても良好な環境資源を維持するということから望ましいことであると考える。

住所:東京都足立区

規模:6,700m2
竣工:2002.02
事業主:大京