救命救急東京研修所
Off timeのための空間
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Off timeのための空間
救急究明東京研修所のランドスケープデザインの重要な課題のひとつは、研修者の“On Time”空間を充実させることであった。すなわち、ランドスケープデザインによって計画される空間は、ハードな講義や訓練で緊張した心と体を開放するための場所でなくてはならない。そのために2つのキーワードによってデザインを展開している。
その一つは、緑豊かな周辺環境の構造に呼応したヴォリュームのある緑を創出することである。周辺の集合住宅地の斜面に保全された緑地との連続感を保ち、緑の骨格構造の一端を担うと同時に、敷地全体を統合する南北方向のグリーンストライプを導入し、特徴ある研修所の「顔」を作り出している。これらは、京王線の車窓からの眺望も含めて、風景への積極的参加を意図する。今ひとつは「ハイファン」なランドスケープということ。これは、知覚要素を絞り込むことによって、その知覚を際だたせ、そこにいる人の感性に共通項を紡ぎ出す状況が提示されていることをいう。季節のサイクル、自然のダイナミズムの展開、光、風、雨など自然現象の小さな変化、動きを増幅する装置としての「にわ」を用意し、それぞれ視覚、聴覚、触覚、嗅覚のテーマを絞って表現されている。
住所:東京都八王子市
規模:21,276m2
竣工:1998.03
事業主:救急振興財団
協働/建築: